連載記事の再構成をしてみた

OOADの教科書向けに『Javaデザインノート』と『XMLドリブン開発の誘い』記事の中の必要部分を抜き出し再構成してみた。ラフな仕訳は終わっているので、これを印刷可能なレベルまで整備。具体的には、元原稿がSmartDocなので、SmartDoc文書の切り貼りを行い、その上で画像や参照のリンク切れをつぶす作業である。

  • 概要:22ページ
  • ドメイン分析:53ページ
  • 要求分析:141ページ

要求分析が突出して多いが、これは「ユースケース」をこのところの中心課題としていたこともある。
今は興味がドメイン・モデルに移っているので、今書くならドメイン分析のボリュームがもっと多くなるはず。

この後に、システム分析・設計・実装・テストと続く予定であるけれど、こちらは連載記事ではあまり触れなかったので、教科書向けには新規の追加が必要となる。
とはいえOOADの核心はユースケースを中心に上流のドメイン分析と下流のシステム分析を接続するところにあるので、その点はカバーできている。

設計・実装については、OOADというより、プラットフォームやプログラミング言語に特化した別世界が、広く深く存在するので、OOADというより個々の要素技術の観点からまとめることを考えている。
そういう意味ではOOADとしてはシステム分析までの、いわゆる分析作業が一つの塊で、分析作業の成果物(アプリケーション・アーキテクチャと分析コンポーネント)の明確化と設計に繋げる指針を整理できればと思っている。

今回の原稿整理では、サンプル・モデリングやOOADの外伝的な記事(例えばCBD)は除いているので、これは別途まとめる予定である。