最近入手した本の第一印象
- 作者: (株)スターロジック羽生章洋
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2006/04/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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著者はDOAをフィールドに活動してきたようで、DOA的なアプローチが主となりつつも、IDに関するDOAの扱いについての批判もあり、なかなか面白い。実務に立脚した提案も参考になる。
タイトルにもある「楽々ERDレッスン」は第3部にあり、これは初級者向けのレッスンとして優れている。
のだけれど、なぜかその前触れのはずの第1部、第2部が上級者向けになっている。商品としては不思議な構成であるけれど、この第1部、第2部が著者が伝えたかったことなのだと考えられる。
前半(第1部、第2部)と後半(第3部、第4部)は別物と考え、どちらかが目的に合えば読んでみる価値は高い。
組込みソフトウェア開発のための構造化モデリング 要求定義/分析/設計からソースコード作成までソフトウェア開発上流工程の基本を構造化手法に学ぶ
- 作者: SESSAME WG(セサミワーキンググループ)2
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2006/01/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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構造化手法というと、オブジェクト以前のレトロな印象もあるけれど、現実問題としては有効な技法であることは変わらない。
構造化手法というとどちらかというと企業の情報システム向けの技法であると思うのだけれど、案外組み込みでも使われているようである。
構造化手法でもかなりのことができそうな企業の情報システムにオブジェクト指向が導入されつつあるのに対して、オブジェクト指向が向いていそうな組込み系で「構造化手法」の入門書が出てくるというのも面白い現象である。
構造化手法ではあるものの、組込みシステムの中核モデルである状態遷移が重要な構成要素となっており、クラス図のないOMTのような感じになっている。
ぱっと見た感じでは、やはりオブジェクト指向を導入した方が何かとすっきりするとは思うのだけれど、現在の標準的なオブジェクト指向ではカバーしていないモデルも多く、つまるところオブジェクト指向の土台の上で、本書のノウハウを再構築するのが面白そう。
組込み向けにチューニングされたUMLプロファイルの本(組み込みUML―eUMLによるオブジェクト指向組み込みシステム開発 (OOP Foundations), Real-Time UML: Developing Efficient Objects for Embedded Systems (2nd Edition) (Addison-wesley Object Technology Series), Doing Hard Time: Developing Real-Time Systems with UML, Objects, Frameworks, and Patterns (Addison-wesley Object Technology Series), Designing Concurrent, Distributed, and Real-Time Applications with UML (Addison-Wesley Object Technology Series))あたりと比較してみたい。
- 作者: 須賀幸次,木村聡,西川麗,高安厚思,白井博章,椎野峻輔,岡薫,藤村浩士,ひがやすを
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 2006/02/25
- メディア: 大型本
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話題のSeasar2について。
知りたかったJEE 5やSpringとの比較(優位点、ターゲットの違いなど)については触れられていないようである。
- 作者: Mary Beth Rosson,John M. Carroll
- 出版社/メーカー: Morgan Kaufmann
- 発売日: 2001/10/15
- メディア: ハードカバー
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Making Use: Scenario-Based Design of Human-Computer Interactions
- 作者: John M. Carroll
- 出版社/メーカー: The MIT Press
- 発売日: 2000/09/18
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この2冊は、この間入手したAbout Face 2.0: The Essentials of Interaction DesignやInteraction Design: Beyond Human-Computer Interaction、Interaction Design: Beyond Human-Computer Interaction、少し前に入手しているPaper Prototyping: The Fast and Easy Way to Design and Refine User Interfaces (Interactive Technologies)などと同様にユースケースとUI設計の接点について調べるために買ってみた。
ユースケースとUI設計の関係は少々込み合っており、ユースケースをUI設計に矮小化するアプローチから、マーケッティング上のセグメントに対応するユーザからの利用シナリオをベースに製品全体のUI設計を目指すというようなユースケースよりも大きな枠組みのアプローチもあり、ユースケースとの棲み分け、連携方法などの整理が必要であると考えている。
この分野も奥が深いので、まずは資料集めの段階である。