JavaWorld Day

きのうはJavaWorld Day 2007で「Java開発の“次世代型”をにらむ」と題してお話をしてきました。

Java技術誌が次々と休刊となる中での開催だったのですが、非常に多くの方の参加があり、うれしい驚きです。JJUGで開催するJavaセミナーもあっという間に満席となりましたし、Javaに対する強いニーズを改めて感じました。

Java言語そのものはearly adapterやfast majorityの興味からは外れつつあるのかもしれませんが、late majorityにとって重要な言語として完全に定着したということであろうと思われます。良い意味でCOBOL化、C化したということです。
early adapterによる次世代技術の先物買い競争とは別に、Javaを産業界に的確に浸透させていく方法についてJava業界としてはまじめに取り組んでいかないといけないでしょう。

といいつつ、「Java開発の“次世代型”をにらむ」はearly adapter向けのテーマです。
2000年にRelaxerを開発した実感から1つの予感があったわけですが、これが今の言葉で言うと"DSLによるモデル駆動開発"ということになります。RelaxerXMLスキーマ言語RELAXをDSLとしたJavaプログラム(+色々な成果物)の生成器ですが、こういったDSL+生成器を使ったプログラミングのバランスが良い感じなわけです。
もちろんRelaxerDSLとして定義している範囲が狭いので利用できる対象も小さいのですが、DSLの適用範囲を広げることによって、より本格的な応用に適用できるのではないかということが2000年以降のボクのテーマとなっています。このテーマにそって少しずつ積み上げてきた技術がボクの中で1つの方向に収斂してきているのですが、セッションではその具体的な成果物について説明しました。

近い内にJavaWorld Day 2007でスライドが公開されると思うので、興味のある方は見てみてください。