セッション

goldenport2007-09-10

X-over Development

9月7日(金)に日経BP社主催のX-over Development Conferenceが開催されました。
17:20のコマで「これからのアーキテクチャの条件」と題してアーキテクタスの細川さんと対談しました。

この対談に入る前にボクの中で以下の問題意識がありました。

  • 1995年にJavaが登場することによって実務への展開が始まったオブジェクト技術による実装技術はEclipseNetBeansといったIDE、DIコンテナやO/Rマッパ技術を取り込んだJEE5の登場で、大きな意味での枠組みは定まり、この枠組みの中での詳細化、具体化、実用化の段階に入っている。
  • 次の放物線は、ビジネスと技術の融合の分野になる。

このことを念頭に、細川さんに色々とお聞きしたのですが、非常に有意義な対談でした。
次世代の技術体系の中でのSOAの位置付けと、SOAを使いこなすためのビジネスの形について、ユーザ企業とSIerという枠組みの中で確認することができました。もちろん、ここでいうSOAとは、SOAの出始めの時に喧伝されていた"完全自動ビジネス・プロセス・ロボット"というようなものではなく、Webを通してプログラム(コンポーネント)をサービスとして共有するというような広い意味でのWebプラットフォームを指しています。
サービスをマッシュアップして自社ビジネスをリエンジニアリングするイノベーション・プロセスを自社ビジネスのメタ構造にビルトインするためには、ユーザ企業もSIerも、そしてITエンジニアも乗り越えていかなければならない課題が沢山あります。

Javaコミュ福岡

9月13日に九工大の小出先生の所にPBL(Project Based Learning)のお手伝いに行くのですが、その流れで9月14日に開催される「第2回Javaコミュニティ@九州セミナー」でお話しすることになりました。

http://groups.google.com/group/javacommu-q/web/2java

テーマは「マインドマップモデリング- 自然言語とオブジェクト・モデルのギャップを埋める」です。
Javaとはやや離れますが、面白いテーマだと思うので、興味のある方はぜひ聞きに来てください。

InfoQ

InfoQ日本語版がこっそり公開されているみたいです。

http://www.infoq.com/jp/

Java系の紙雑誌が相次いで休刊となってしまい、最新技術を体系的に入手する方法が限られてしまっている中で、こういった新しいメディアの登場は喜ばしいことです。"プロシューマー"的な流れを取り込んで双方向のメディアとして機能することに期待したいと思います。