ゼミ参考文献：オブジェクト指向開発プロセス超基本編

wakhokのゼミ向けに参考文献を買い集めている。ゼミの途中で参考文献を紹介したり、参照したりするのに必要な本、というのが基準である。
予算の関係もあって、まだ当初の予定には達していないのだけれど、一応一通りは揃ってきた。

オブジェクト指向開発プロセス超基本編として以下のものは外すことができない所。

Unified Modeling Language Reference Manual, The (2nd Edition) (Addison-Wesley Object Technology Series)

UML 2.0対応のリファレンスマニュアル。第1版の翻訳は出ているのだけれど、第2版はまだだと思う。オブジェクト指向モデリングをやるなら必須の一冊。

Unified Modeling Language User Guide, The (Addison-Wesley Object Technology Series)

The Unified Modeling Language User Guide 2nd.

UML 2.0対応のユーザ・ガイド。こちらも第2版の翻訳はまだだと思う。オブジェクト指向モデリングをやるなら必須の一冊であることはリファレンス・マニュアルと同様。

Object Constraint Language, The: Getting Your Models Ready for MDA (Addison-Wesley Object Technology Series)

UMLを使うなら必須の一冊。

Unified Software Development Process, The (Addison-Wesley Object Technology Series)

UP(Unified Process)の基本文献。この後RUP(Rational Unified Process)としてさらに進化するのだけれど、市販本として一般の人が参照可能な原典として現在でも有用である。
本来は本書の前提としてOMT(『Object-Oriented Modeling and Design』)、OOSE(『Object-Oriented Software Engineering: A Use Case Driven Approach』)、Booch法(『Object-Oriented Analysis and Design With Applications』)を読んでおくべきだけれど、これらの本は入手が難しく、また今となっては内容が古くなっているので、必ずしも推薦図書にはできないところが難しいところである。(これらの本の代替となる推薦図書はいずれまた)

Managing Software Requirements: A Use Case Approach (Addison-Wesley Object Technology Series)

ソフトウェア要求本。『Unified Software Development Process, The (Addison-Wesley Object Technology Series)』を補足するものとして必読。(豆知識：第1版のサブタイトルはA unified approachだったのが第2版でA use case approachに変わった。)
オレはアジャイルだぜ、という人もこの本だけは読んでおくと何かと役に立つはず。

Software Project Management: A Unified Framework (Addison-Wesley Object Technology Series)

UP的なプロジェクト管理手法の先駆けとなる本。
UP流のプロジェクト管理に興味があるなら『Unified Software Development Process, The (Addison-Wesley Object Technology Series)』を補足するものとして必読。