最近入手した本の第一印象

Enterprise Patterns and MDA: Building Better Software with Archetype Patterns and UML (Addison-Wesley Object Technology Series)

MDAというとBuzzword的な印象が強く、あまり積極的に本を集めていなかったのだけれど、なんとなく入手してみたところ、予想外に面白い内容であった。UMLに文章を追加したliterate modelingとプログラム的に再利用可能なarchtype patternの技術解説と、archtype pattern集という構成になっている。archtype patternを具象モデルやプログラムに変換する基盤技術としてMDAを使用しているが、一昔前のMDAのようにビジネス・モデルを定義すると自動的にシステムが生成される、というような夢物語ではなく、より精度の高い方法論となっている。とはいえまだまだ現実との接点が見えないところもあり、あまり鵜呑みにするのもよくない。
MDAか否かは別として、メタ・モデリング、メタ・プログラミングの方向にソフトウェア技術が進んできている流れの中で参考になる提案を行っているのは間違いなさそうである。

Temporal Data & the Relational Model (The Morgan Kaufmann Series in Data Management Systems)

Date本なので資料として入手。