最近入手した本の第一印象

Essential Business Process Modeling

O'Reillyもマニュアル本だけではなくて、実務者向け理論本の方に進出しようとしているらしく、そのビジネス・プロセス分野向けの一冊。
BPELを中心にこの分野の状況がよくまとめられており参考になる。

Database in Depth: Relational Theory for Practitioners

O'Reillyの実務者向け理論本のDB版。『An Introduction to Database Systems』で超有名なあのDateを引っ張り出している。
『An Introduction to Database Systems』は最新が第8版で、日本語訳も含めボクもいくつか持っている。各版はRDBMSを中心にしながらその時々のDBMS事情をフォローしているので、たどっていくとDBMSの歴史を知ることができる。どの版を持っているのか忘れてしまったので、確認して必要なものを補完しようと思う。

Databases, Types and the Relational Model

Dateつながりで最近の理論書を入手してみた。DBMS理論はあまり興味がないのだけれど、技術フォローはDateを軸に行うことにしており、その一環。

Requirements Analysis: From Business Views to Architecture

要求分析の本は沢山でているのだけれど、『Data Model Patterns: Conventions of Thought』のHayの物ということで入手。
この本は2003年で少し古めなのだけれど、最近EAで有名になったZackman Frameworkをベースにしており、古くて新しい内容になっている。確かにZackman Frameworkの各行列セルごとに要求分析を行うことは理にかなっている。掘り出し物感高し。
また利用しているフレームワークはデータ・モデリング系の構成となっていたZackman frameworkそのものではなく、今風に改良したものでありOOA/Dでも利用できる優れものではないかと思う。
アーキテクチャ・ビューとしては、Kruchtenの4+1 View Modelが有名なのだけれど、より本格的なものが必要な場合には本書のArchitecture Frameworkも有力な選択肢になる。

The Elements of UML™ 2.0 Style

欧米では文書スタイルの定番本として『The Elements of Style, Fourth Edition』が利用されているらしく、そのUML版を意図したのが『The Elements of UML™ Style (Sigs Reference Library)』。そしてそのUML 2.0版が本書である。
手元に置いておくハンドブックとして有用度高し。

Problem Frames: Analysing & Structuring Software Development Problems (ACM Press)

ソフトウェアエンジニア向け考え方の技術。context diagram, problem diagram, problem frame diagram, state-machine diagramを用いて、問題構造を分析する。
何かの時に利用できるかもしれないので頭の隅に入れておくことにする。

Usability Engineering (Interactive Technologies)

Usability Engineeringの古典。参考資料として。

Data Mining, Southeast Asia Edition, Second Edition (The Morgan Kaufmann Series in Data Management Systems)

理論本。チェック予定はないけれど、何かの時の参考のために入手。