教科書
大学の授業やコンサルティングで困るのがSoftware Development Process(SDP)に関する良い入門書がないことである。もちろん、良書は沢山あるのだけれど、色々と問題がある。
- 全体を網羅した本はとにかく分厚くなる。200ページ程度に収まらないと初学者には難しい。
- 個別技術に対して深く追求しているものは多いが、全体をざっくりと俯瞰できるものがない。
- 翻訳書は訳の問題があってお勧めしにくい。
- ボクがお勧めしたい開発手順にピッタリのものがない。
特に最後の問題が深刻で、要するに"オレ流"に沿うものがないことが根本問題であるけれど、待っていても"オレ流"に沿うものが現れる可能性はきわめて低く、商売用に一冊書かなければならない状況にある。
そんな中、JavaWorldの連載も
Java World (ジャバ・ワールド) 2006年 5月号
- 出版社/メーカー: IDGジャパン
- 発売日: 2006/03/24
- メディア: 雑誌
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この連載ではSDPに関して「Javaデザインノート」は27回から50回-計24回(2002年10月号から2004年9月号)、「XMLドリブン開発」は1回から16回-計16回(2005年1月号から006月5月号)の計40回取り上げている。
一回10ページとすると400ページ、雑誌記事の1ページが書籍の2ページに換算できるとすると、書籍換算800ページの分量である。まず、すべての記事をプリントアウトして、つらつら眺めているところ。
ここからエッセンスを抜き出し200ページぐらいに収めたい。
また、入門書から漏れるところもBoK(Body of Knowledge)的なまとめ方を行えればと思っている。